日本企業の個別株に投資している当ブログ運営者である私の投資ポートフォリオの状況と投資成績について、参考情報として毎月公開していきます。興味があれば、ぜひ参考にしてみてください。
ポートフォリオ概況
私の日本株ポートフォリオの最新状況について、各銘柄の7月中の評価額増減とともに紹介します。なお、7月中に売却した株の確定損益を計算に入れています。
コード | 企業名 | 6月末評価額 | 7月末評価額 | 7月上昇率 |
1780 | ヤマウラ | ¥125,800 | ¥133,500 | 6.1% |
1928 | 積水ハウス | ¥318,300 | ¥318,700 | 0.1% |
2685 | アダストリア | ¥298,100 | ¥300,500 | 0.8% |
2768 | 双日 | ¥354,500 | ¥360,600 | 1.7% |
3150 | グリムス | ¥474,800 | ¥503,600 | 6.1% |
3480 | ジェイ・エス・ビー | ¥381,500 | ¥392,000 | 2.8% |
3771 | システムリサーチ | ¥195,900 | ¥218,700 | 11.6% |
3924 | ランドコンピュー | ¥234,000 | ¥235,200 | 0.5% |
3964 | オークネット | ¥322,800 | ¥338,600 | 4.9% |
4202 | ダイセル | ¥120,950 | ¥130,350 | 7.8% |
4595 | ミズホメディー | ¥144,500 | ¥142,300 | -1.5% |
4792 | 山田コンサルティンググループ | ¥161,700 | ¥167,300 | 3.5% |
5105 | TOYO TIRE | ¥305,400 | ¥320,400 | 4.9% |
5334 | 日本特殊陶業 | ¥480,000 | ¥522,400 | 8.8% |
6062 | チャーム・ケア・コーポレーション | ¥129,600 | ¥133,000 | 2.6% |
6083 | ERI HD | ¥213,400 | 7/28売却(100株) | |
6254 | 野村マイクロサイエンス | ¥257,500 | ¥277,400 | 7.7% |
6432 | 竹内製作所 | ¥1,405,500 | ¥1,626,000 | 15.7% |
6490 | PILLAR | ¥388,000 | ¥391,000 | 0.8% |
6777 | santecHD | ¥554,000 | ¥598,000 | 7.9% |
7272 | ヤマハ発動機 | ¥431,800 | ¥437,400 | 1.3% |
7745 | A&DホロンHD | ¥210,300 | ¥202,600 | -3.7% |
8117 | 中央自動車工業 | ¥543,900 | ¥579,000 | 6.5% |
8308 | りそな HD | ¥133,200 | ¥138,900 | 4.3% |
8593 | 三菱HCキャピタル | ¥212,100 | ¥223,400 | 5.3% |
9621 | 建設技術研究所 | ¥842,100 | ¥912,000 | 8.3% |
9744 | メイテックグループ | ¥317,600 | ¥316,300 | -0.4% |
9769 | 学究社 | ¥222,400 | ¥234,300 | 5.4% |
確定損益 | ¥114,000 (ERI HD 100株) | |||
ポートフォリオ全体 | ¥9,566,250 | ¥10,267,450 | 7.3% | |
TOPIX | 2852.84 | 2943.07 | 3.2% |
2025年7月の日本株ポートフォリオ全体の騰落率は、売却した銘柄の確定利益も含めて7.3%の上昇と6月に引き続き好調が継続する展開となりました。日本株全体の株価指標であるTOPIXについても、7月中に3.2%の上昇を見せており、今月はTOPIXを4.1%上回るパフォーマンスを挙げられました。
7月の日本株市場動向
7月中の日経平均株価の日足チャートを以下に示します。

7月は前半は方向感に欠ける展開が続いていましたが、7月23日に日米の関税交渉が合意に至ったニュースをきっかけに一気に状況が変わりました。日本の一大産業である自動車への関税率が25%→15%へ引き下げられたことが好感され、一気に4万1000円代まで株価が急伸しました。
(出典:関税 日米で合意 相互関税15% 自動車関税も15% NHK NEWS WEB)
これを境に株価は上昇局面に入り、好調を維持した状態が続いています。
ポートフォリオの構成銘柄比率
2025年7月末時点の日本株ポートフォリオの銘柄構成比率としては以下のようになっています。7月はERI HDの持ち株を売却した分が減り、特に7月中に株価の上昇が目立った竹内製作所の比率が構成比率が増加するかたちになりました。

2025年7月の売買銘柄
7月中の株式の売買内容については、1銘柄の売却をおこないました。
7月中の売却銘柄
7月はすでに保有していたERI HD(6083)の持ち株全てである100株を売却しました。
ERI HD(6083)

ERI HDは、新しく建てられた住宅が正しく建築基準法に従って建設されているのか、住宅としての性能を満たしているのか検査するサービスを行っている企業です。また、昨今の住宅の省エネ化の推進に伴い、省エネ住宅の基準を満たしているかの検査も行っています。
7月8日に2025年5月期の決算と中期経営計画を発表。25年5月期の業績が売上高前期比15%増、純利益31%増と好調だった他、26年5月期も引き続き増収増益を見込むなど先行きの明るさを示しました。
(出典:2025年5月期 決算説明資料|ERIホールディングス株式会社)
この内容が好感され、7月9日にストップ高をつける高騰を見せたあと株価の上昇が落ち着いたため、一旦売却し手元資金を増やしました。業績の好調さが目立つ企業のため、引き続き注視し押し目買いのチャンスをうかがいたいところです。
ポートフォリオ銘柄 上昇率・下落率ランキング

続いて、2025年7月中にポートフォリオ内で特に上昇率・下落率の高かった銘柄のTOP3をそれぞれ紹介します。
7月上昇率TOP3の銘柄

2025年7月にポートフォリオ内で上昇率が高かった銘柄TOP3は以下の3つでした。
- 第1位:竹内製作所(6432) 7月上昇率:15.7%
- 第2位:システムリサーチ(3771) 7月上昇率:11.6%
- 第3位:日本特殊陶業(5334) 7月上昇率:8.8%
上昇率1位:竹内製作所(6432)
7月の上昇率トップとなった銘柄は、竹内製作所でした。ミニショベルをはじめとした小回りの利く小型建設機械に特化した建設機械メーカです。海外での売上比率が9割を超えており、建設機械の高い信頼性と操縦性の良さは「TAKEUCHI」ブランドを武器にグローバル展開しています。
7月10日に2026年2月期第1四半期決算を発表。前期比で売上高8%減、純利益12%減とアメリカの関税政策の影響が業績を下押しした形となりました。2026年度通期の業績予想についても関税政策の影響を反映し下方修正しましたが、市場予想よりも影響が限定的だったと捉えられたのか、株価は上昇で反応しました。
(出典:2026年2月期 第1四半期決算参考資料|株式会社 竹内製作所)
さらに7月23日の日米の関税交渉の合意によって、北米での売上比率が高いこの企業の業績の改善が期待され株価が急伸したとみています。
上昇率2位:システムリサーチ(3771)
上昇率の2位となったのは、システムリサーチでした。トヨタグループを主な顧客として持つソフトウエア開発やシステム構築・運用を行うIT企業です。多様な企業と手を組み、顧客要望に応じてカスタマイズしたソフトウエア・システムを提供しています。
7月28日に2026年3月期第1四半期の決算を発表。前期比で売上高12%増、純利益25%増と非常に好調な業績を示しました。この決算内容に対し素直に好感した買いが入り株価が上昇したと考えています。
(出典:2026年3月期 第1四半期決算短信|株式会社システムリサーチ)
上昇率3位:日本特殊陶業(5334)
上昇率の3位にランクインしたのは、日本特殊陶業でした。自動車に使われるスパークプラグや排ガスセンサで世界シェアNo.1を誇る自動車部品メーカーです。
7月23日の日米の関税交渉の合意によって、自動車並びに自動車部品への関税率が15%に引き下げられたことで、業績改善への期待で株価が上昇したとみています。
一方で、7月31日に発表した2026年3月期 第1四半期の決算については、売上高3%増、純利益14%減と中国市場における販売減少や円高進行の影響を受けてやや不調な業績を示しており、8月1日は株価は下落で反応しています。
(出典:2026年度3月期 第1四半期決算短信|日本特殊陶業株式会社)
7月下落率TOP3の銘柄

一方で、7月にポートフォリオ内で下落率が高かった銘柄TOP3は以下の3つでした。
- 第1位:A&DホロンHD(7745) 7月下落率:-3.7%
- 第2位:ミズホメディー(4595) 7月下落率:-1.5%
- 第3位:メイテックグループ(9744) 7月下落率:-0.4%
下落率1位:A&DホロンHD(7745)
下落率トップに顔を出した銘柄は、A&Dホロンでした。半導体製造工程で使われる電子ビーム装置をはじめ、血圧計などの医療用機器や計測機器に強みを持っている企業です。
7月中に大きなニュースはありませんでしたが、6月末に直近の高値を付けていたこともありその反動で株価が下落したとみています。8月5日に発表予定の2026年3月期 第1四半期決算に注目です。
下落率2位:ミズホメディー(4595)
下落率の2位に入ったのは、ミズホメディーでした。病院での感染症診断に使う臨床検査薬などを製造する医薬品メーカです。全自動で迅速に感染症の診断が出せる検査キット・診断装置に強みを持っています。
この企業も7月中に大きなニュースはありませんでしたが、売上のほとんどが国内向けを占める内需型の企業のため、日米の関税交渉の合意の恩恵を受けづらく、相対的にほかの銘柄よりも株価が下がったとみています。
下落率3位:メイテックグループ(9744)
下落率の3位となったのは、メイテックグループでした。技術者の育成に力を入れている技術者派遣サース企業で、製造業(自動車・機械・電気)とIT分野の技術者の育成に注力しています。高度な専門性を持った技術者をそろえていることが強みです。
7月31日の場中に2026年3月期 第1四半期の決算短信を発表。前年同期比で売上高が4%増、純利益も3%増とやや好調な業績を示しました。市場予想と近かったからか株価は大きくは動かず、横ばいになったとみています。
これまでの月次投資成績の振り返り
昨年6月から今年7月までの月別投資成績を、日本株全体の参考指標であるTOPIXと併せて以下のグラフに示します。7月も引き続き好調な日本株市場に支えられながら、TOPIXを4.1%上回る成績となりました。これで月別ではTOPIXに9勝5敗となっています。
昨年6月からの通算成績についても、引き続きTOPIXを上回っている状態です。

まとめ
今回の記事では、日本の個別株への投資の参考として、当ブログ運営者である私の日本株投資ポートフォリオの2025年7月中の投資成績について紹介しました。7月中は、7.3%の上昇と引き続き好調な成績を収めることができました。
同期間のTOPIXは3.3%の上昇を見せており、今月も6月に続いてTOPIXを上回るパフォーマンスを挙げられました。8月は日本企業の決算発表が本格化するため、各企業の決算内容と先行きの見通しに注目したいところです。