日本企業の個別株に投資している当ブログ運営者である私の投資ポートフォリオの状況と投資成績について、参考情報として毎月公開していきます。興味があれば、ぜひ参考にしてみてください。
ポートフォリオ概況
私の日本株ポートフォリオの最新状況について、各銘柄の11月中の評価額増減とともに紹介します。
| コード | 企業名 | 10月末評価額 | 11月末評価額 | 11月騰落率 |
| 1780 | ヤマウラ | ¥143,000 | ¥149,500 | 4.5% |
| 1928 | 積水ハウス | ¥331,100 | ¥349,700 | 5.6% |
| 2768 | 双日 | ¥409,600 | ¥456,400 | 11.4% |
| 3150 | グリムス | ¥460,600 | ¥499,800 | 8.5% |
| 3480 | ジェイ・エス・ビー | ¥364,500 | ¥371,000 | 1.8% |
| 3771 | システムリサーチ | ¥203,500 | ¥195,100 | -4.1% |
| 3924 | ランドコンピュータ | ¥97,300 | ¥90,800 | -6.7% |
| 3964 | オークネット | ¥402,800 | ¥403,400 | 0.1% |
| 4202 | ダイセル | ¥132,850 | ¥131,450 | -1.1% |
| 4595 | ミズホメディー | ¥163,000 | ¥166,300 | 2.0% |
| 4792 | 山田コンサルティンググループ | ¥176,000 | ¥172,100 | -2.2% |
| 5105 | TOYO TIRE | ¥422,500 | ¥429,400 | 1.6% |
| 5334 | 日本特殊陶業 | ¥634,200 | ¥674,800 | 6.4% |
| 6062 | チャーム・ケア・コーポレーション | ¥109,000 | ¥129,500 | 18.8% |
| 6254 | 野村マイクロサイエンス | ¥394,500 | ¥312,000 | -20.9% |
| 6432 | 竹内製作所 | ¥1,274,000 | ¥1,424,000 | 11.8% |
| 6490 | PILLAR | ¥487,000 | ¥475,000 | -2.5% |
| 6777 | santecHD | ¥914,000 | ¥893,000 | -2.3% |
| 7148 | FPG | ¥214,000 | ¥222,800 | 4.1% |
| 7272 | ヤマハ発動機 | ¥446,000 | ¥452,600 | 1.5% |
| 7740 | タムロン | ¥109,700 | ¥105,000 | -4.3% |
| 7745 | A&DホロンHD | ¥202,700 | ¥179,300 | -11.5% |
| 8117 | 中央自動車工業 | ¥539,100 | ¥566,400 | 5.1% |
| 8308 | りそな HD | ¥149,350 | ¥158,950 | 6.4% |
| 8593 | 三菱HCキャピタル | ¥241,200 | ¥249,900 | 3.6% |
| 9621 | 建設技術研究所 | ¥283,800 | ¥303,500 | 6.9% |
| 9769 | 学究社 | ¥227,200 | ¥234,700 | 3.3% |
| 確定損益 | なし | |||
| 全体 | ¥9,532,500 | ¥9,796,400 | 2.8% | |
| TOPIX | 3331.83 | 3378.44 | 1.4% | |
2025年11月の日本株ポートフォリオ全体の騰落率は、引き続き堅調な日本株市場の後押しを受け、2.8%の上昇と引き続き好調な結果となりました。日本株全体の指標であるTOPIXは11月中に1.4%の上昇を見せており、今月はTOPIXを1.4%上回る結果になりました。
10月の日本株市場動向
11月中の日経平均株価の日足チャートを以下に示します。

11月は、月初の4日に日経平均株価が52,636円まで上昇し、年初来高値を更新してスタート。その後、AI・半導体主導の上昇相場に一服感が出て、米金利や米ハイテク株の調整をきっかけに急落局面が何度か発生し、後半は5万円前後での攻防となりました。
11月最大のテーマはAI・半導体相場の調整で、エヌビディアなど米半導体株の乱高下が、日本の半導体関連企業であるソフトバンクG、東エレク、アドバンテストなど値がさ株の値動きに波及し日経平均を大きく揺らしました。
11月中旬からは、日本の歳出増加に対する懸念をきっかけに円安・債券安・株安のトリプル安の状態となった一方で、AI・半導体関連から内需関連、小型株、バリュー株などに物色がシフトする動きも確認され、50000円付近で株価が堅調に推移しました。
ポートフォリオの構成銘柄比率
2025年11月末時点の日本株ポートフォリオの銘柄構成比率としては以下のようになっています。11月は売買した銘柄がなかったため、11月中の各銘柄の株価の騰落に合わせて比率が変動する形となりました。

2025年11月の売買銘柄
11月は、AI・半導体関連銘柄を中心とした調整局面に入ったため様子見として、売買した銘柄はありません。
ポートフォリオ銘柄 上昇率・下落率ランキング

続いて、2025年11月中にポートフォリオ内で特に上昇率・下落率の高かった銘柄のTOP3をそれぞれ紹介します。
11月上昇率TOP3の銘柄

2025年11月にポートフォリオ内で上昇率が高かった銘柄TOP3は以下の3つでした。
- 第1位:チャーム・ケア・コーポレーション(6062) 11月上昇率:18.8%
- 第2位:竹内製作所(6432) 11月上昇率:11.8%
- 第3位:双日(2768) 11月上昇率:11.4%
上昇率1位:チャーム・ケア・コーポレーション(6062)
11月の上昇率トップとなった銘柄は、チャーム・ケア・コーポレーションでした。首都圏と近畿地方を中心に介護付き有料老人ホームを展開する企業です。満足度の高い高価格帯の老人ホームの展開に力を入れており、業績を伸ばしています。
11月7日に第1四半期が発表、前年同期比で売上高11.7%増、営業利益26.5%増、純利益19.1%増と大幅増収増益となりました。この結果が素直に好感され株価が上昇したとみています。
(出典:2026年6月期 第1四半期決算短信|株式会社チャーム・ケア・コーポレーション)
上昇率2位:竹内製作所(6432)
上昇率の2位となったのは、竹内製作所でした。ミニショベルをはじめとした小回りの利く小型建設機械に特化した建設機械メーカです。海外での売上比率が9割を超えており、建設機械の高い信頼性と操縦性の良さは「TAKEUCHI」ブランドを武器にグローバル展開しています。
11月中に目立ったニュースはありませんでしたが、10月に発表された2025年2月期の好決算をきっかけとした株価上昇の勢いが続いたとみています。
上昇率3位:双日(2768)
上昇率の3位にランクインしたのは、双日でした。日本の大手総合商社の一角で、自動車やインフラ、エネルギー、金属資源など幅広い分野で事業を展開している会社です。売上規模では五大商社と比べて小さいものの、機動力を活かして中堅・ニッチ分野の案件に強みを持っています。
10月30日に2026年3月期の中間決算を発表、前年同期比で収益が0.4%増、純利益2.2%増と好調な業績を示しました。この内容をきっかけに11月は投資家からの買いが入ったと想定しています。
11月下落率TOP3の銘柄

一方で、11月にポートフォリオ内で下落率が高かった銘柄TOP3は以下の3つでした。
- 第1位:野村マイクロサイエンス(6245) 11月下落率:-20.9%
- 第2位:A&DホロンHD(7745) 11月下落率:-11.5%
- 第3位:ランドコンピュータ(3924) 11月下落率:-6.7%
下落率1位:野村マイクロサイエンス(6245)
下落率トップに顔を出した銘柄は、野村マイクロサイエンスでした。半導体製造工程で欠かせない超純水という不純物の極めて少ない水を製造する装置を主力製品とする水処理装置メーカーです。
11月中に目立ったニュースはありませんでしたが、10月にかけて半導体・AI関連銘柄の一角として株価が急上昇してきたこともあり、調整が入ったとみています。
下落率2位:A&DホロンHD(7745)
下落率の2位に入ったのは、A&DホロンHDでした。半導体製造工程で使われる電子ビーム装置をはじめ、血圧計などの医療用機器や計測機器に強みを持っている企業です。
2025年11月7日に発表した2026年3月期第2四半期の決算について、会社計画に対して一転増益で上振れ着地だったものの、7〜9月期の純利益は前年同期比で3.7%減となっており、成長の減速が意識され売りに押されたとみています。
下落率3位:ランドコンピュータ(3924)
下落率の3位となったのは、ランドコンピュータでした。企業向けのシステム開発やパッケージソフトの導入支援・保守管理サービスを行うIT企業です。特に、クレジットカードなどの金融システムの開発に強みを持っています。
11月13日の大引け後に東邦システムサイエンス(4333)との経営統合に関する発表が行われ、それに伴い同日15時30分から一時的に売買が停止される措置が取られました。
市場では、統合条件の詳細が不明な点や株主優待のプリペイドカード2000円相当がどうなるのか懸念が生まれ、投資家からの売りが入ったと考えています。
これまでの月次投資成績の振り返り
昨年6月から今年11月までの月別投資成績を、日本株全体の参考指標であるTOPIXと併せて以下のグラフに示します。11月はTOPIXを1.4%下回る成績となりました。これで月別ではTOPIXに11勝7敗となっています。
昨年6月からの通算成績については、引き続きTOPIXを上回っている状態です。

まとめ
今回の記事では、日本の個別株への投資の参考として、当ブログ運営者である私の日本株投資ポートフォリオの2025年11月中の投資成績について紹介しました。11月中は、10月に引き続き2.8%の上昇と引き続き好調とができました。
同期間のTOPIXは1.4%の上昇を見せており、今月はTOPIXを上回るパフォーマンスを上げることができました。12月で今年の相場も終わりとなり、国内では日銀が利上げするか否かに注目が集まっており、それに伴う株価の動きに注目したいところです。

