日本企業の個別株に投資している当ブログ運営者である私の投資ポートフォリオの状況と投資成績について、参考情報として毎月公開していきます。興味があれば、ぜひ参考にしてみてください。
ポートフォリオ概況
私の日本株ポートフォリオの最新状況について、各銘柄の8月中の評価額増減とともに紹介します。
コード | 企業名 | 7月末評価額 | 8月末評価額 | 8月上昇率 |
1780 | ヤマウラ | ¥133,500 | ¥137,500 | 3.0% |
1928 | 積水ハウス | ¥318,700 | ¥333,300 | 4.6% |
2685 | アンドエスティHD | ¥300,500 | ¥302,500 | 0.7% |
2768 | 双日 | ¥360,600 | ¥390,800 | 8.4% |
3150 | グリムス | ¥503,600 | ¥508,400 | 1.0% |
3480 | ジェイ・エス・ビー | ¥392,000 | ¥390,500 | -0.4% |
3771 | システムリサーチ | ¥218,700 | ¥208,300 | -4.8% |
3924 | ランドコンピュー | ¥235,200 | ¥293,400 | 24.7% |
3964 | オークネット | ¥338,600 | ¥386,000 | 14.0% |
4202 | ダイセル | ¥130,350 | ¥136,750 | 4.9% |
4595 | ミズホメディー | ¥142,300 | ¥156,700 | 10.1% |
4792 | 山田コンサルティンググループ | ¥167,300 | ¥181,600 | 8.5% |
5105 | TOYO TIRE | ¥320,400 | ¥376,800 | 17.6% |
5334 | 日本特殊陶業 | ¥522,400 | ¥530,600 | 1.6% |
6062 | チャーム・ケア・コーポレーション | ¥133,000 | ¥105,800 | -20.5% |
6254 | 野村マイクロサイエンス | ¥277,400 | ¥323,000 | 16.4% |
6432 | 竹内製作所 | ¥1,626,000 | ¥1,548,000 | -4.8% |
6490 | PILLAR | ¥391,000 | ¥406,000 | 3.8% |
6777 | santecHD | ¥598,000 | ¥792,000 | 32.4% |
7272 | ヤマハ発動機 | ¥437,400 | ¥431,200 | -1.4% |
7745 | A&DホロンHD | ¥202,600 | ¥200,500 | -1.0% |
8117 | 中央自動車工業 | ¥579,000 | ¥563,100 | -2.7% |
8308 | りそな HD | ¥138,900 | ¥149,500 | 7.6% |
8593 | 三菱HCキャピタル | ¥223,400 | ¥242,100 | 8.4% |
9621 | 建設技術研究所 | ¥912,000 | ¥885,000 | -3.0% |
9744 | メイテックグループ | ¥316,300 | ¥326,700 | 3.3% |
9769 | 学究社 | ¥234,300 | ¥230,800 | -1.5% |
確定損益 | なし | |||
ポートフォリオ全体 | ¥10,267,450 | ¥10,536,850 | 2.6% | |
TOPIX | 2943.07 | 3075.18 | 4.5% |
2025年7月の日本株ポートフォリオ全体の騰落率は、2.6%の上昇と7月に引き続き好調な結果が続く展開となりました。しかしながら、日本株全体の株価指標であるTOPIXはその間に4.5%の上昇を見せており、今月はTOPIXを1.9%下回るパフォーマンスとなりました。
8月の日本株市場動向
8月中の日経平均株価の日足チャートを以下に示します。

7月23日に日米の関税交渉が合意に至ったニュースをきっかけに、海外投資家からの買いの勢いが衰えず、8/18まで株価が上昇傾向が続きました。そこからは、一旦利益確定の売りが出たのか、42,000円台で株価が安定するといった動きでした。
しばらくは大きな株価材料もないため、この42,000円台近辺でレンジ相場を形成するのではないかとみています。
ポートフォリオの構成銘柄比率
2025年8月末時点の日本株ポートフォリオの銘柄構成比率としては以下のようになっています。8月は新規での銘柄の売買がなかったため、8月中の各銘柄の株価騰落によって銘柄比率が変動する結果となっています。

2025年8月の売買銘柄
8月は日本株全体の割高感が出てきたため、様子見ムードで特に売買を行いませんでした。
ポートフォリオ銘柄 上昇率・下落率ランキング

続いて、2025年8月中にポートフォリオ内で特に上昇率・下落率の高かった銘柄のTOP3をそれぞれ紹介します。
8月上昇率TOP3の銘柄

2025年8月にポートフォリオ内で上昇率が高かった銘柄TOP3は以下の3つでした。
- 第1位:santec HD(6777) 8月上昇率:32.4%
- 第2位:ランドコンピュータ(3924) 8月上昇率:24.7%
- 第3位:TOYO TIRE(5105) 8月上昇率:17.6%
上昇率1位:santec HD(6777)
8月の上昇率トップとなった銘柄は、santec HDでした。光ファイバー通信に必要な光学部品や、光測定器といったニッチな市場で強みを持つ製品を持っている企業です。
8月1日に2026年3月期第1四半期決算を発表。前期比で売上高1.9%減、純利益13.7%減となりました。一方で、営業利益は前期比1.6%増とプラスを維持しており、純利益の主な押し下げ要因が為替差損によるものであったこともあり、投資家から好感され8月中は上昇傾向が鮮明になったとみています。
(出典:2026年3月期 第1四半期決算説明資料|Santec)
上昇率2位:ランドコンピュータ(3924)
上昇率の2位となったのは、ランドコンピュータでした。企業向けのシステム開発やパッケージソフトの導入支援・保守管理サービスを行うIT企業です。特に、クレジットカードなどの金融システムの開発に強みを持っています。
8月13日に2026年3月期第1四半期の決算を発表。前期比で売上高7.7%減だった一方、純利益47.6%増と非常に好調な業績を示しました。さらに株主優待として100株以上を保有する株主にQUOカード2000円分の贈呈を発表しました。この発表内容に対し素直に好感した買いが入り株価が上昇したと考えています。
(出典:2026年3月期 第1四半期決算短信|株式会社ランドコンピュータ)
上昇率3位:TOYO TIRE(5105)
上昇率の3位にランクインしたのは、TOYO TIREでした。大型車向けのタイヤ製品に強みを持っているゴム製品メーカーです。大型車の比率が高い北米での売上比率が高い特徴を持っています。
8月8日に2025年12月期第2四半期の決算を発表。前期比で売上高3.6%増の一方、純利益20.7%減となりました。しかしながら、通期業績の上方修正及び増配を発表し先行きの良さを示しました。この決算内容がプラスにとらえられ、投資家からの買いが入り株価が上昇したとみています。
(出典:2025年度第2四半期 決算説明資料|TOYO TIRES)
8月下落率TOP3の銘柄

一方で、8月にポートフォリオ内で下落率が高かった銘柄TOP3は以下の3つでした。
- 第1位:チャーム・ケア・コーポレーション(6062) 8月下落率:-20.5%
- 第2位:竹内製作所(6432) 8月下落率:-4.8%
- 第3位:システムリサーチ(3771) 8月下落率:-4.8%
下落率1位:チャーム・ケア・コーポレーション(6062)
下落率トップに顔を出した銘柄は、チャーム・ケア・コーポレーションでした。首都圏と近畿地方を中心に介護付き有料老人ホームを展開する企業です。満足度の高い高価格帯の老人ホームの展開に力を入れており、業績を伸ばしています。
8月7日に2025年度6月期本決算を発表。前年比で売上高2.4%減、純利益31.3%減と低調な結果を示しました。この原因として、自社所有不動産の売却の延期及び売却価格が想定を下回ったことによるものだとしています。
この決算内容が投資家からマイナスに受け止められ、株価の下落につながったと想定しています。
(出典:2025年6月期 決算説明資料|株式会社チャーム・ケア・コーポレーション)
下落率2位:竹内製作所(6432)
下落率の2位に入ったのは、竹内製作所でした。ミニショベルをはじめとした小回りの利く小型建設機械に特化した建設機械メーカです。海外での売上比率が9割を超えており、建設機械の高い信頼性と操縦性の良さは「TAKEUCHI」ブランドを武器にグローバル展開しています。
8月中に大きなニュースはありませんでしたが、7月に大きく株価が上昇し8月6日に直近の高値を付けたため、その揺り戻しで8月中は株価が下落したとみています。
下落率3位:システムリサーチ(3771)
下落率の3位となったのは、システムリサーチでした。トヨタグループを主な顧客として持つソフトウエア開発やシステム構築・運用を行うIT企業です。多様な企業と手を組み、顧客要望に応じてカスタマイズしたソフトウエア・システムを提供しています。
この企業も8月中に大きなニュースはありませんでしたが、7月に株価が大きく上昇し、7月29日にに直近の高値を付けたため、その揺り戻しで8月中は株価が下落傾向だったとみています。
これまでの月次投資成績の振り返り
昨年6月から今年7月までの月別投資成績を、日本株全体の参考指標であるTOPIXと併せて以下のグラフに示します。8月は打って変わってTOPIXを1.9%下回る成績となりました。これで月別ではTOPIXに9勝6敗となっています。
昨年6月からの通算成績については、引き続きTOPIXを上回っている状態です。

まとめ
今回の記事では、日本の個別株への投資の参考として、当ブログ運営者である私の日本株投資ポートフォリオの2025年8月中の投資成績について紹介しました。8月中は、2.6%の上昇と引き続き好調な成績を収めることができました。
一方で同期間のTOPIXは4.5%の上昇を見せており、今月はTOPIXを下回るパフォーマンスとなってしまいました。9月は米国市場でのFRBによる政策金利の利下げが行われるかどうか、またその利下げ幅に注目が集まりそうです。